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木村惠一 日本写真家協会名誉会員 隔年ごとに行われる「連合・ILEC幸せさがし文化展」も今年で9回目を迎えることになりました。5部門のうち写真に応募される方は回を重ねるごとに多くなり、今回は465点もの作品が応募されました。第一回目以来しばらくの間はデジタル写真は開発されたばかりで、現在のように一般化はしていませんので応募作品は全てフィルムカメラで撮影した作品のみでした。デジタルカメラが現在のようなかたちで世の中に出はじめたのは1990年代の中頃からでした。当初は一眼レフカメラの価格が一台40万円近くもし、90年代末に発売されたカメラは何と80万円もする超高価なものもありました。それが僅か15年の間にデジタルカメラは進歩を続け、今やカメラのみに止まらずデジタル映像はコミニュケーションツールとして急速に発展を続け、スマートホーンやその他のデジタル機器で誰でもいつでもどこでも簡単に映像を手に入れられるようになりました。しかし便利な反面困ったことも起きてきました。デジタル映像が容易に手に入るようになると、映像をプリントして記録保存するというフィルム時代の長い年月をかけてつくり上げてきた習慣が徐々に薄れてきてしまっていることです。例えば写真の原点とも言うべき大切な家族の記念写真のようなものをデジタル機器で撮影し、プリントして写真という形で残さず映像コンテンツとして機器に記憶させるだけで終わらせてしまう時代になってきました。デジタルで記録保存するためには充分に計算のうえで保存を考えないと、何か起ったときには総てが消え去ってしまう危険があることを考えなければならない時代なのです。 |
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