1月25日(木)~26日(金)にかけ、連合との共催で「社会保障講座(理論・実践編)」を開催しました。本講座は、格差問題が深刻化するなかで、社会保障制度のセーフティネット機能について、今、何が問題なのかを理解し、その強化策を考えることを目的としています。構成組織・地方連合会、協会会員組織の政策担当者34名の方が受講しました。
講師には以下の方々をお招きし、セーフティネット機能や最低生活保障制度のあり方について、様々な角度から検討を深めました。また、講座全体の最後には、グループディスカッションと発表を行い、参加者全員による活発な議論がおこなわれました。
○講義1:社会保障制度のセーフティネット機能の課題/小島茂・連合生活福祉局長
○講義2:「再チャレンジ政策」における最低生活保障の考え方/城克文・厚生労働省政策企画官
○講義3:生活保護行政と自立支援プログラムの取組み/嘉山隆司・自治労新宿区職労書記次長
○講義4:社会保険制度を補完するセーフティネットの在り方/駒村康平・東洋大学経済学部教授
○講義5:介護保険と障害者福祉の在り方/高橋紘士・立教大学コミュニティ福祉学部教授
○講義6:民主党の社会保障政策・セーフティネットの考え方/櫻井充・民主党ネクスト厚生労働副大臣○講義7:「新たなセーフティネットの提案」について/木村陽子・総務省地方財政審議会委員
○グループワークと発表「今後のセーフティネットの機能・役割について」
たいへん過密なスケジュールでしたが、参加者からは「生活保護の現状に驚き、認識を新たにした」「それぞれ立場の違う方々からの話を聞くことができ、たいへん参考になった」「こうしたテーマを絞った講座は非常に意義がある」「グループワークは活発で興味深かった」といった声が上がるなど、充実した講座となりました。
グループワークでは参加者から多くの視点が出され、活発な議論が行われた |