ものがたり戦後労働運動史4

ものがたり戦後労働運動史刊行委員会 編
(社)教育文化協会 発行
四六判/238頁/本体価格1,800円+消費税

第4巻連合新書4

電産・炭労ストから春闘のはじまりへ

1952年の講話条約発効から日本は独立の道を歩みます。激しい争議と政権交代をめぐる政界の混乱のなかで、総評と総同盟の対立、全労会議の発足などナショナルセンターが再び対立する時代へと向かいます。そのなかで、そのごの春闘の出発点となった賃上げ共闘組織が発足します。


残された謎?

ものがたり戦後労働運動史 Ⅳ 目次
第18章 電産・炭労スト
1 講和発効後の労働者生活
2 第3勢力論・総資本との対決
3 総選挙と第4次吉田内閣
4 電産の敗退と分裂
5 炭労63スト
6 国労、最初の解雇処分
7 新たな総評加盟
8 4単産声明から民労連へ
第19章 高野路線をめぐる不協和
1 バカヤロー解散と再度の総選挙
2 重光首班論
3 53賃金闘争と昭和電工・川崎争議
4 内灘試射場反対のたたかい
5 スト規制法反対のたたかい
6 電機労連の結成

 7 平和勢力対第3勢力
第20章 日産争議と三井争議
1 日産自動車争議の敗北
2 あいつぐ合理化攻勢
3 英雄なき113日のたたかい
4 電労連の結成へ
5 揺らぐ国際路線
6 左社と総評の確執
第21章 総評対全労、高野対太田
1 護憲連合の成立
2 ビキニの死の灰
3 教育2法反対闘争
4 労使、共だおれの尼鋼争議
5 全労会議の結成
6 近江絹糸の人権争議
7 北浜と兜町にひるがえる赤旗
8 海員組合の完全ユニオン・ショップ協定
9 高野、太田の決戦
第22章 春闘、事実上の出発
1 日鋼室蘭のぐるみ闘争
2 全自動車労組の解散
3 2つの論争
4 鳩山内閣の成立
5 最初の春闘
6 日本生産性本部の設立