林 健太(情報労連NTT労働組合東日本本部)
NTT労働組合東日本本部においては、2020年のコロナ禍以降、各種取り組みに対する組合員の参加率等が低下している現状にある。また、NTT労働組合として過去に実施したアンケートでは、組合員と役員の間にギャップが生じていることが明らかとなった。
その現状をふまえ、組合活動の活性化に向けては、役員と組合員のパイプ役である職場委員の活性化が必要と考え、職場委員対象のアンケート調査を実施し、職場委員と分会役員・組合員との関係性を調べた。なお、東日本本部のデータから、i)2024春闘総対話の参加率、ⅱ)政治団体への寄付、ⅲ)2023年平和カンパの賛同率を指標として、各職場委員が所属している分会の活動状況を捉え、アンケート調査と照らし合わせた。その結果、職場委員の活性化には所掌人数と分会役員からのフォローが重要であることがわかった。と同時に現状としては、意見集約等のボトムアップ活動は実施されていないという課題も判明した。
このような事実発見に基づき、今後の方向性として、(ア)分会役員と職場委員との関係性作り、(イ)職場委員と組合員との関係性作り、(ウ)職場委員の選出方法、(エ)職場委員ガイドブックを作成・配布することを提言する。
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