第22回マスターコース修了論文

電力総連における女性役員選出の現状と課題
-男性役員の家族参画が現状打破のカギとなる-

津山 誉輝(電力総連・沖縄電力労働組合)

<概要>

 現在、連合全体で大きく取り上げられている「ジェンダー平等」。しかしながら、電力総連における女性役員選出は足踏み状態が続いている。電力総連における女性組合員比率は、約14%と圧倒的に男性が多く、執行委員の多くは男性が担っており、女性執行委員は組合員の男女比率に至っていない。女性役員選出は、女性組合員の声を組合活動に反映するだけではなく、これまでの組合役員の働き方や組合活動に良い変化をもたらすことが期待される。
 女性役員の選出における課題として「仕事と家庭生活、組合活動との両立」があげられるが、これは男性役員にとっても同様であり、重要な課題である。男性組合員比率が高い組織であるからこそ、ワーク・ライフ・バランスを見つめ直すことが必要だと考える。
 本論文では、連合構成組織の女性役員の選出状況、電力総連の推進計画の変遷を振り返るとともに、先行調査の「電力総連男女平等参画の達成状況調査(2022年)」を用いながら、現状を把握する。
 先行調査では掴みきれないリアリティを明らかにするとともに、好事例に学ぶという観点から、女性役員選出が進んでいる加盟組合に属する組合役員へのインタビュー調査を通じて、労働組合が推進すべき取り組みについて考察する。

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