第18回マスターコース修了論文集

「興味・繋がり・行動」の選挙活動
―政治への関心を高めるために―

山梨秀人(連合静岡)

<概要>

 2019(令和元)年7月21日に投開票された第25回参議院議員通常選挙(選挙区)における投票率は48.80%と戦後2番目に低い結果となった。
 本稿では、同選挙に対する連合「第7回政治アンケート調査(静岡)」や「勤労者短観 政治アンケート(主に静岡県内一般有権者向け)」を基に、連合加盟構成組織(産別)の組合員や一般有権者の選挙行動や政治に対する関心度を分析した。
 分析の結果、投票率は有権者が政治に対する関心度を示すことが明らかになった。そのため、投票率の向上を図る取り組みとして、労働組合役員、組合員、一般有権者が政治への関心を高めるためのソフト面(心理)の向上や、選挙行動に対するハード面(環境)の整備について提言する。
 政治に無関心であっても無関係ではいられない。政治は生活と直結している。そのために労働組合役員、組合員、一般有権者そして候補者は何をしなければならないのかを、政治への「興味・繋がり・行動」として述べることとする。

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