奥山 慎吾(自動車総連 全三菱自動車・三菱自動車ふそう労連)
労働組合の活動において、賃金や労働諸条件の維持・向上を目的とした交渉はとても重要であるが、個別労使で解決できない問題の中には、政治の力で解決できるものも数多くある。
そのためには、組合の代表を国会や地方議会に送り込み、政治の決定に労働者の声を反映させることがとても重要であるが、残念ながら先の参議院議員選挙の結果を見ても、組合員に広く理解されているとは到底言えないのが現状である。
この論文では、産別内における政治活動の現状を確認するとともに、第25回参議院議員選挙の結果を踏まえつつ、組合員に政治活動の必要性、重要性が理解されない原因と今後の政治活動のあり方について考察する。
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