第18回マスターコース修了論文集

ものづくり産業における技術・技能継承の課題

矢内 直樹(自動車総連 ミツバ労働組合)

<概要>

 かつて日本は「ものづくり大国」として世界的に高い評価を受けてきた。「MADE IN JAPAN」といえば高品質・高性能で安心して使える製品として、世界中で注目されてきた。これらは日本の優秀な技術者集団の努力の賜物だといえるだろう。
 しかし、国内では少子高齢化による労働力人口の減少、ならびに団塊の世代の引退、若年層のものづくり離れなどの諸課題により、技術・技能の世代間継承が困難になってきている。技術・技能の継承の中で最も重要なことは、熟練技能者の暗黙知のノウハウやカン・コツの領域を、直接的に次世代に引き継いでいくべきであると考える。
 このような問題意識をもとに、本論文では、日本のものづくりを支えてきた技術・技能の継承問題を取り上げ、現場の抱える課題を考察し、(株)ミツバの現状と課題を踏まえ、次世代への橋渡しとなるべく受け継いでいけるよう考察していく。

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