第17回マスターコース修了論文集

組合役員のあるべき姿について
-コミュニケーションを軸に考える-

諸橋 幸太郎(電力総連 東北電力労働組合)

<概要>

 ここ数年自分は、職場組合員とコミュニケーションが取れているのか疑問に感じることが多々ある。また、連合が2015年9月に報告した「労働組合および連合に関する世論調査」において、組織の必要性・認識の低さに衝撃を受けさらに考えさせる出来事となった。組合員から見た労働組合は、「忙しそう」「休めない」「飲み会が多い」などのイメージが強く、次の担い手にも影響が出てきている。組合員から組合専従役員はどう見えているのか、今一度考えなおすことが必要ではないかと考える。
 そのためにも組合役員が現場組合員とどれくらいコミュニケーションが取れているのか?専従役員の行動はどうなのか?事務所でパソコンと見つめ合っているだけになっていないのか?などをさまざまな角度から検証することにより、組合専従役員のあるべき姿および職場組合員とのコミュニケーション改善に繋げていきたい。

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