第17回マスターコース修了論文集

若年層組合員の活動をいかにして活性化するか
―自治労静岡県本部青年部の活動を通じて考える―

澤木 悠史(自治労 静岡県本部)

<概要>

 自治労の組織人員は年々減少している。集中改革プランによって、地方公共団体の総職員数が減少しているうえに、新規採用職員の組合加入率が低下しているためだ。
組合加入率の低下ともかかわるが、近年、労働組合の存在感が薄くなり、若年層の職員にとって遠い存在になっているのではないだろうか。若年層組合員が運営する青年部活動を活性化させることにより、労働組合の活動を知る機会を増やすことで、身近に感じてもらえるような存在になる必要がある。
 自治労静岡県部における青年部活動に目を移すと、長く停滞が続いている。このような状況に鑑み、本論文では、自治労静岡県本部における青年部活動を振り返り、問題点を洗い出し、若年層が求める活動とは何なのかを明らかにしようと努めた。それをふまえ、今後の静岡県本部における青年部活動の方向性について提言を行いたい。

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