第17回マスターコース修了論文集

若者雇用の改善に向けて連合は何をすべきか

柿島 慶子(連合本部)

<概要>

 就職時のミスマッチや、若者の早期離職、若年無業者の就職困難など、若者雇用の問題は指摘されて久しいが、近年も状況は大きく変わっていない。若者が不本意に早期離職することや、無業者となったりすることは、本人や企業だけでなく、労働組合にとっても問題であり、若者の就労に向けて、積極的に取り組む必要がある。
 こうした若者雇用の問題の背景には、若者の就労に対する社会の支援が不十分なことが原因ではないかと考え、連合として今後どのような取り組みができるか、これまでの取り組みを振り返り検討することとしたい。具体的には、若者雇用の現状と課題をまとめたうえで、いままで連合の取り組んできた若者雇用対策を振り返るとともに、いままで地方連合会の行ってきた若者支援活動の中身を分析する。これらをふまえ、今後連合として若者支援に向け、どのように取り組むべきかを検討する。

総目次に戻る