第16回マスターコース修了論文集

組織率低下を防ぐためのオルガナイザーの必要性

久須見 一男(UAゼンセン)

<概要>

 労働組合の存在が希薄になりつつある現在、本当に労働組合は過去の遺物なのであろうか、回答は否である。但し、絶滅危惧種ではあるが、絶滅したわけではない。労働組合の成り立ちは今さら記述する必要はないが、近代日本における労働組合運動を支え牽引してきた諸先輩の方々の訃報を耳にすることが多くなった昨今、いま一度その歴史の一端を振り返り今後の労働組合運動を見据えるためにも筆者はこのタイトルに思い至った。
 そして、限られた時間ではあるが、オルガナイザーとは何者であるか、UAゼンセンのオルガナイザーの源流を確認し現在の組織化の問題点とその課題を検証し今後の在り方について問題提起をするものである。

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