石塚 弘子(電力総連・東京電力労働組合)
昨今、少子高齢化や労働力人口の減少の中で貴重な労働力として、また社会環境の変化とともに、女性の社会進出が進み、購買決定権が女性にシフトしてきていることからも、女性の活用が叫ばれるようになった。
労働組合においても、男女平等参画を進めることは、性別や年齢・雇用形態に関係なく、多様な仲間が集まり、魅力と活気ある組織となることにつながるとし、連合の旗振りのもとで取り組みを進めてきた。しかし、女性役員という点では、残念ながら労働組合における女性活用は、未だに進んでいないと言える。
そこで、本稿では、東京電力労働組合を例に、実際に役員を引き受けてくれた女性組合員の声をもとに、どのような取り組みが求められているのかを考察することとしたい。
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