第14回マスターコース修了論文集

連合推薦議員の推移と活動について
-長野県の地方議会を中心に-

戸井田 学久(連合長野)

<論文の概要>

 連合は、政治・選挙活動の基本方針に「連合は、『働くことを軸とする安心社会』の実現と労働者や国民の立場を踏まえた生活者優先の政治への転換をめざし、連合の求める政治を実現する中で労働組合としての役割を果たす立場で政治・選挙活動に取り組む。また、政治・選挙活動を行うにあたっては、法令を遵守して取り組む」とし、多くの推薦議員を擁している。その中には、我々の身近な児童福祉・老人福祉・障害者福祉サービス、公共施設の管理運営等を行い住民の福祉の増進を図ることを基本とする地方自治団体の地方議会議員が存在する。
 そこで、長野県の地方議会を例に、労働組合の政治的影響力を示す指標ともいえる推薦議員がどのように推移してきたのか。また、地方議会議員が、労働者の代表として「連合の政策制度実現」のため議会でどのような活躍をしているのか。そのことから、連合と各構成組織がいかにすべきかを考察し提言を行う。

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