第13回マスターコース修了論文集

総労働時間の短縮を目指すために、現在の取り組みのさらなる促進に向けて

茂木 隆浩(情報労連・情報通信設備建設労働組合連合会)

<論文の概要>

 通建連合は、通信設備の構築を主な事業としている企業別組織の連合体である。その業種は、建設業やITが主な業務であるが両業種とも労働時間が長く、そして休暇が取得できないなど労働環境が劣悪な業種であるとよく言われる。建設産業として常態化した時間外労働や粗悪な労働環境であるとともに、現在の生産年齢人口の減少にともなう入職者の減少など非常に厳しい状況におかれている。魅力ある産業への改善を目指していくためには「総労働時間の短縮」の実現が重要である。そのため、業務の実態把握をふまえ問題点や課題を整理し、時間外労働の削減へ向けた改善策を考察する。

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