第13回マスターコース修了論文集

メンタルヘルスと労働組合の取り組み

小野﨑 貴志(運輸労連 ヤマト運輸労働組合)

<論文の概要>

 2012(平成24)年の自殺者数は27,858人で、1998(平成10)年に32,863人と急増して以来15年ぶりに3万人を下回ることとなった。また、交通事故死者数は年々減少傾向で平成24年は4,411人で、自殺によって命を絶っている人が交通事故死者数の6.3倍の現状である。
 労働組合の「仲間の生命を守る」運動の中で、自殺者の人数が減少したと言っても高く推移している。こころの病であるメンタルヘルスの取り組みは、昨今の社会情勢の変化の中で、大切な運動であることを認識し、因果関係と対応を企業のみならず、社会全体でどのように対応すべきなのか考察する。

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