第12回マスターコース修了論文集

労働組合における男女平等参画実現に向けて
― あらゆる分野における固定的役割分担意識の解消 ―

畠山 薫(電力総連)

<論文の概要>

 連合は、1989年の結成時から「労働運動をはじめ、あらゆる分野に女性の積極的な参加を進め、男女平等な社会の実現をはかる」ことを掲げ取り組みを進めてきた。
 多くの労働組合は家事・育児・介護と仕事との、更には組合活動との両立の難しさや組合活動への関心や理解の不足などにより、女性の組合活動への参画はしにくいことが課題となっている。
 女性が依然として家族的責任を多く担う、家庭内の「性別役割分担意識」の弊害が、結果として女性の登用機会を遅らせ、労働組合への女性の参画にも影響を及ぼしている。
 働く現場や家庭における男女平等の実態についてジェンダー意識が与える影響を調査し、労働組合として取り組むべき課題について考察する。

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