専修大学法学部教授
毛塚 勝利 著
A4 59ページ
発行:(社)教育文化協会
頒布価格:200円(税込・送料別)
※会員:160円(税込・送料別)

在庫なし
 この講義録は、毛塚勝利専修大学教授が“労働法制の課題”と題して、2003年5月21日におこなった講義を収録したものです。90年代以降、市場経済のグローバル化にともなう規制緩和政策の進行のなかで、また、経済のソフト化にともなう産業構造や就業構造の変化によって、労働者保護の体系としての労働法が変容しつつある。このような環境の変化のなかでどのような視点から、労働法の再構築をもとめていくべきかを考えるとともに、雇用関係法の課題として、解雇法制、非典型雇用、企業組織変動と労働者保護政策について、講義されています。
目 次
○発刊にあたって

○講師プロフィール
読者へのメッセージ

○講義録
はじめに ~労働法の概要
第1章 雇用法制
1.日本の雇用に関する法制・法理の概要と特色
(1)解雇に関する法的規制の概要
(2)解雇権濫用法理
(3)最近の動向
2.労働基準法による解雇ルールの法制化
(1)立法化過程における論点と問題点
第2章 非典型雇用
1.有期労働契約法制
(1)有期契約に関する労働法の規制とその緩和
(2)有期契約と雇用ルール
2.パートタイム労働法制
(1)日本におけるパートタイム労働の特質と問題の所在
第3章 企業組織変動と労働者保護政策
1.会社分割法制と労働契約承継法
(1)会社分割の意義、形態、特徴
(2)労働契約の承継
(3)労働協約の承継
(4)分割承継に関する労働者・労働組合の関与
2.営業譲渡をめぐる問題
3.企業倒産と労働者の保護


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