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この講義録は、大森真紀教授が“ジェンダー論”と題して、2003年5月22日におこなった講義を収録したものです。 ジェンダー論は女性の問題であるという誤解を解き、社会における女性と男性の関係のありかたを問い直すことこそ最も重要な意義であるということを、労働の問題に即して講義されています。 |
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目 次 ○発刊にあたって ○講師プロフィール 読者へのメッセージ ○講義録 (1)ジェンダー論の意義 ジェンダーの視点 女性の問題という誤解 女性の多様性 男性への問い直し (2)労働におけるジェンダー 事実と認識のずれ あいまいな性別の境界 ペイド・ワークとアンペイド・ワーク 男性の働き方の見直し 女性のM字型就労 コンパラブル・ワース (3)雇用形態とジェンダー 女性に偏る非正規雇用 女性自身のパート選択 性別役割分業の強化 性別格差別を生む雇用形態 (4)均等待遇原則の確立 正規雇用と非正規雇用の格差 セクシャル・ハラスメント 雇用関係の空洞化 -派遣・請負・SOHO- むすび グループ討議 ○講義資料 |
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