『連合とそのまわりの刊行物』

※このコーナーでは、連合構成組織・単組、地方連合会および連合の関係組織などによる刊行物を、
原則として持ち込みで紹介しています。掲載希望の場合はこちらまで
競争か連帯か 協同組合と労働組合の歴史と可能性

著者:高橋均
発行:旬報社
定価:1,400円+税
2020年6月

1.競争か連帯か 協同組合と労働組合の歴史と可能性

 本書は、貧困が深刻化する日本において安心・共生の社会をつくるために、労働運動そして生協・労金・こくみん共済coop(全労済)をはじめとする協同組合組織それぞれが、未来に向かって具体的にどのような目標を持ち、役割を担うべきなのかを明らかにしています。
 著者は、労働運動と労働者自主福祉運動の歴史を紐解きながら、労働の尊厳が尊重される社会をつくるための労働運動の力と、暴走する市場経済の領域を縮小・相対化させるための労働者自主福祉事業・協同組合経済とが結合し、それらの連携を再構築すること、そのうえで、それぞれの組織が「共益」の殻を超えて「公益」組織へ脱皮することが必要であると指摘しています。

 本書は観光労連(現サービス連合)委員長、連合副事務局長、中央労福協事務局長などを歴任された高橋均氏が執筆したものです。
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