『連合とそのまわりの刊行物』

※このコーナーでは、連合構成組織・単組、地方連合会および連合の関係組織などによる刊行物を、
原則として持ち込みで紹介しています。掲載希望の場合はこちらまで
図表でみる世界の社会問題4 OECD社会政策指標~貧困・不平等・社会的排除の国際比較~

OECD 編著
高木郁朗 監訳
麻生裕子 訳
発行:明石書店
3,000円+税
2017年7月

1. 図表でみる世界の社会問題4 OECD社会政策指標
 ~貧困・不平等・社会的排除の国際比較~

 本書は『図表でみる世界の社会問題(Society at a Glance)』の第7版であり、OECD社会指標の概要である。この報告はOECD加盟国の社会の福祉およびその傾向にかんする定量的な証明にたいして高まっている要望に応えることをめざしている。これは2001年から刊行している以前の版のなかに含まれる指標のうち、いくつかを更新し、新しい指標もくわえている。この版は合計して25の指標を含んでいる。本書は34のOECD加盟国と、可能な場合には主要なパートナー(ブラジル、中国、ロシア、南アフリカ)と他のG20諸国(アルゼンチン、サウジアラビア)のデータを含んでいる。この報告は最近の経済危機の社会的影響にかんする特別な章(第1章)に特徴があり、またOECD社会指標の構造を読者が理解できるようにするための解説を含んでいる(第2章)。すべての指標はOECDライブラリーにおけるウェブブック、eブックとして利用できる。

出版元もしくは書店でお求めください。

オルグ」の鬼・・・今日の労働運動に一石を投じることができれば!

二宮誠著
発行:講談社+α文庫
780円+税
2017年3月

2.「オルグ」の鬼・・・今日の労働運動に一石を投じることができれば!

 労働組合は何のために生まれたのか、もう一度原点に還る時期に来ているのではと思っている。
 なぜ、今日のような格差社会が生まれたのか。
 国の経済は豊かになってきたのに、なぜ身分制度に似た貧困という地位から脱却できない層が増加してきたのか。その責任は果たして労働組合(労働運動)にはないのだろうか。
 労働組合の組織率は減少の一途を辿り、社会的地位の低下に歯止めがかからない。どうすれば逆襲に転じることができるのか。
 そして、どうすれば希望や努力が報われる社会へと転じることができるのだろうか。
 そもそも労働運動は格差・差別・貧困との闘いで生まれたものであり、今日の労働運動はその役割を果たしているのだろうか。などなど疑問は膨らむばかりである。

 この書籍はそういったことに対し、二宮自身の半世紀にわたる労働運動の体験を通じてその答えを見出そうとしたものであります。今、労働運動に携わっている現役の人たちや労働運動に興味を持っている人たちへのメッセージになれば光栄であります。

出版元もしくは書店でお求めください。

 

戻る