『連合とそのまわりの刊行物』

※このコーナーでは、連合構成組織・単組、地方連合会および連合の関係組織などによる刊行物を、
原則として持ち込みで紹介しています。掲載希望の場合はこちらまで

中嶋滋(前ILO理事)

発行:教育文化協会
定価:200円
2012年4月

1.Rengoアカデミー・マスターコース講義録 No.17 国際労働運動の課題と連合の対応

 Rengoアカデミー・マスターコースは、連合運動の次代を担うリーダーの育成を目的に、年間とおして、3回の集中合宿、ゼミごとの合宿を行いながら、担当講師の指導のもと修了論文をまとめて1年間で修了するプログラムで、2001年5月に開講した。この講義録は、第10回マスターコースで中嶋滋前ILO理事が行った「国際労働運動の課題と連合の対応」(講義日:2011年4月18日)を収録したもので、「グローバル化された社会の中での労働組合の役割を考える」をテーマにした前半とILOの中心的な課題の一つであるディーセント・ワークを掘り下げた「ILO(国際労働機関)の理解と活用のために」をテーマとした後半に分かれている。

問い合わせ先:教育文化協会

発行:連合総研
2012年6月

2.第23回勤労者短観

 連合総研では年2回、勤労者を対象に仕事と暮らしについてのアンケート調査を実施している。2012年4月に実施した調査で23回目となる。今回は、勤労者の景況感や物価、仕事に関する意識などの定点調査にくわえ、トピックとして「家計の経済状況」、「東日本大震災後の勤労者の行動と職場の変化」、「高齢期の雇用」、「社会保障に関する意識」についても調査した。
調査結果から、家計消費には改善の兆しがみられるが、3割の世帯が赤字、8割が切り詰めを行うなど、なお厳しい状況が明らかになった。また、社会保障制度への信頼感は高いとはいえず、とくに公的年金制度については9割弱が信頼できないと回答した。大震災に対する行動については、現在も半分以上の人が節電に取り組むなど、震災をきっかけに生じた勤労者の行動変化が依然として続いていることがわかった。

問い合わせ先:連合総研

人見剛/横田覚/海老名富夫 編著

発行:株式会社敬文堂
定価:4,500円+税
2012年6月

3.自治総研叢書30 公害防止条例の研究

 地方自治総研究所の「地域と条例研究会」による公害防止条例研究の集大成。地域条例が先行して始まった公害防止行政が、その後、国の法律ができることによって変転を強いられ、条例による上乗せ・横出しという新たな地平を切り開く。条例は、今日では「公害防止」から「生活環境」確保へ発展した。その歴史を、全国の条例調査と神奈川県、川崎市などの事例を踏まえて明らかにした。

出版元または書店でお求め下さい。

辻山幸宣 監修
正木浩司 編著

発行:発行 株式会社公人社
定価:2,200円+税
2012年6月

4.自治総研ブックス[10] 改革渦中の自治体公益法人

 自治体外郭団体のうち民法法人(財団・社団)として形成されたものを「自治体公益法人」ととらえ、現在進行中の公益法人改革のなかで、どのような状況に直面しているのかを明らかにした。本書は、地方自治総合研究所と各地の地方自治研究センター・研究所の若手研究者を主体にした「共同研究・自治体公益法人研究会」による調査・研究の蓄積に基づいている。

出版元または書店でお求め下さい。

熊谷謙一著

発行:日本生産性本部
定価:2,400円+税
2011年3月

5.動き出すISO26000

 この本は、ISO(国際標準化機構)による新しい国際規格、「ISO26000」(組織の社会的責任)の生い立ち、内容のポイント、活用のすすめ方などについて、起草メンバーの一人として綴ったものである。この新規格は、ひと言で云えば、国際的なCSR(企業の社会的責任)の新しい発展形である。企業だけではなくすべての組織を対象とし、ステークホルダーの参画による実践を打ち出している。最近の国連、ILOの動向を踏まえ、人権、労働を重視し、例えば、団体交渉と労働協約の役割を強調している。筆者は、2005年からほぼ5年間、この規格の国際起草委員を務めており、その熱い論議や新鮮な話題も織り込んでいる。企業、労組をはじめ、さまざまな組織が、激動する世界のなかで社会的責任を果たすために、本書がお役に立てば幸いである。

問い合わせ先:日本生産性本部

月刊『連合』(毎月25日発行)

詳しくはこちら

連合総研レポート『DIO』(毎月1日発行)

詳しくは こちら

日本ILO協議会『Work & Life 世界の労働』(季刊誌)

詳しくは こちら

全労済協会「報告誌ライブラリー」

全労済協会主催の、勤労者福祉研究会、公募委託調査研究、課題別調査研究の研究成果などが紹介されています。詳しくは こちら
 

戻る