● 『連合とそのまわりの刊行物』 |
※このコーナーでは、連合構成組織・単組、地方連合会および連合の関係組織などによる刊行物を、 原則として持ち込みで紹介しています。掲載希望の場合はこちらまで |
高木郁朗編著 発行:教育文化協会 1. 『共助と連帯-労働者自主福祉の課題と展望』 連合新書15『労働者福祉論-社会政策の原理と現代的課題-<総論>』の各論編として、労働者の共助の仕組みである労働者自主福祉活動の今日的意義について、様々な分野における具体的な実情をふまえて検討している。そのうえで、すべての労働者の福祉増進のために、労働者自主福祉にあらためて光をあて、現代の要請に応える新たな役割を発揮していくためには、いかなる課題があるのか、例解をまじえて論じている。近年には類をみない労働者自主福祉をめぐる横断的なテキストであり、共助に関心を持つ多くの人々にぜひご一読いただきたい。 問い合わせ先 : 教育文化協会 中村圭介著 発行:教育文化協会 2. 『壁を壊す』 非正規労働者が増加する中、なぜ組織化は進まないのか。正規・非正規労働者、両者の「壁」をいかに壊していけばいいのか。非正規労働者の組織化に成功した企業別組合を対象にした連合総研の調査結果をもとに、彼らはなぜ組織化に乗り出し、どういう苦難に直面し、それをどのように乗り越えたのか、事例の分析を行い、組織化のプロセス、戦略、成果などを論じて、非正規の組織を進められない企業別組合に、大胆な発想の転換を迫る。巻末に「壁を壊す」チェックシート付き。労働組合必携シリーズ第一弾。 問い合わせ先 : 教育文化協会 水町勇一郎・連合総研編 発行:日本経済新聞出版社 3. 『労働法改革-参加による公正・効率社会の実現』 本書は、連合総研が2007年4月から約2年にわたり開催した「イニシアチヴ2009-新しい労働ルールの策定に向けて」研究委員会の成果の集大成である。労働法改革の基本理念を明らかにしながら、労使関係法制、労働契約法制、労働時間法制、雇用差別禁止法制、労働市場法制の5分野にわたる改革案を提示するとともに、経済学や労使実務の視点からも考察を試みているのが特徴である。多様な労働者の意見を調整・反映するのに適切な組織は労働組合か、あるいは労働者代表か、年齢、障害、雇用形態を理由とする雇用差別も原則して禁止すべきかといった論点では、意見の一致がみられていないが、こうした残された課題も含め、本書を素材に職場での活発な討議を期待したい。 出版元もしくは書店でお求めください 松井保彦著 発行:フクイン 4. 『合同労組運動の検証-その歴史と論理』 長年にわたり全国一般委員長として中小労働運動に携わってきた著者が、企業の枠を超えた個人加盟の合同労組運動の半世紀を超える歴史とその意義について、理論的、体系的に検証を行っている。今日、中小企業労働者の組織化がますますその重要性を増している中、本書の示す運動理念の先進性および、実務的理論から学ぶべきものは多い。『人間らしい生活を求めて』『東京一般をささえてきた人たち』に続く東京一般労組第3冊目の組合運動史。 問い合わせ先 : 全国一般東京一般労働組合 脇本ちよみ著 2009年11月5. 『徒然なるままに・・・』 前連合大阪事務局長である著者が、在任中の2005年9月~2009年10月に退任されるまでの間、連合大阪の機関誌『MONTHLY連合大阪』に寄稿した47編のコラムをまとめた冊子。連合の地方組織で初めての女性事務局長として、日々奮闘した4年間の様々な思いを綴っている。 問い合わせ先 : 連合大阪TEL06-6949-1105 市谷良穂著 2010年2月 6. 『歌を忘れたカナリアの挑戦』 中央労福協が、労働組合、法曹界、消費者団体、被害者組織など幅広い組織と連携し、サラ金の高金利引き下げと悪徳商法の根絶をめざしてたたかった運動の記録。「顔が見えない」と言われて久しい連合運動であるが、つねにすべての働く人々に寄りそう感性と、決断力があれば、堀の内から外へ拡がる運動の輪を拡げ、成功に導くことができるという運動の原点を、本書から受け止め、次の世代へつないでいきたい。文中でも明らかなように、著者名はペンネームで、本名は中央労福協前事務局長である菅井義夫氏である。 問い合わせ先 : 中央労福協(右下のバナーより申し込みができます) |