小林武(こばやし・たけし)
1906年~1987年。北海道出身。28年札幌師範卒。小学校教員。戦後、教師の戦争責任を感じ退職したが、2年後に復職した。51年、北海道教組委員長に就任、53年から62年まで10年間にわたって日教組委員長として在任した。この間、教育委員の任命制移行や教科書検定の改正などをふくむ教育2法案にたいする反対闘争、勤務評定反対闘争、学力テスト反対、賃上げなどの闘争を統一ストで指導した。一方で、国民教育研究所を設立し、教育学者・研究家グループを組織化することに貢献した。62年から74年まで社会党所属の参議院議員をつとめた。