社団法人教育文化協会は8月20日に第10回通常総会を開催し、2004年度の事業計画を決定し、新たな年度のスタートをきった。
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山口議長(交通労連) |
第10回通常総会は、交通労連山口委員長を議長に選出し、草野理事長から「今年度は、教育事業の中心であるRengoアカデミー・マスターコースの充実をはかる。さらに、社会人予備軍である学生に対する教育も重要。大学との連携を図りながら、寄付講座を開催し、労働組合に対する理解を求めていく。また、今回、連合が継承することになった山田精吾顕彰会が実施してきた論文募集には、組織の皆様のご協力をいただき、多くの提言が寄せられた。10月の連合中央委員会で表彰するべく、審査に入っている」と挨拶のあと、審議にはいった。
2004年度の事業計画のポイントとしては、
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Rengoアカデミー・マスターコースの充実とさらなる活性化をはかるため、参加のしやすさを重点に、学事日程を大幅に変更し、プログラム全体を見直した。 |
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将来を担う学生たちに継続的に労働組合への理解を広げる活動として、連合と日本女子大学が提携し、労働関係講座を開設する。受講対象者は学生、一般社会人も聴講生として受け入れる。 |
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第4回から、従来の絵画、写真、書道の3部門に、俳句、川柳をくわえ「幸せさがし文化展」を開催する。また、今後の文化事業のありかたについては、文化展は2年に1回、音楽祭と囲碁将棋大会については、1年ごとに交互に開催する。 |
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山田精吾顕彰会が実施してきて論文募集事業を連合が継承することになり、その募集業務を協会が担当、「連合運動への提言 論文募集」として実施。多くの組合員の意見発表の場として充実させていく。 |
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協会が2005年12月に創立10周年を迎えるにあたり、大きな区切り目と考え、これまでの活動を総括し、今後の事業のあり方について検討をするなど、承認された。 |
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