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第3回マスターコースの修了式が2004年3月31日16時から開催され、修了生21名(修了生名簿参照)が式に臨んだ。
第3回マスターコースは、2003年5月開講、前・後期の合宿研修、必修ゼミ、1万字の修了論文の作成というカリキュラムで構成され、連合運動の次代を担うリーダーの育成をめざしている。修了生は第1回から今回まで71名となった。 |
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修了式には、それぞれの所属組織から、大塚総務企画局長(自治労)、落合書記長(UIゼンセン同盟)、西村委員長(生保労連)、笹岡会長(電力総連)、渡邊副委員長(国交連合)、遠藤事務局長(連合東京)が出席した。 |
はじめに、草野忠義教育文化協会理事長より「連合評価委員会でも、さまざまな課題が提起された。そのなかで、それぞれの立場で、それぞれの視点から、やるべきことをやる、実践していくこと、行動することが重要になっている。論文を書いたことで終わりにせず、それぞれの立場から実際に行動し、成果を発揮することを期待している」と主催者代表の挨拶あと、笹森清Rengoアカデミー校長より「新しい運動の方向性を探るとき、目的はどこにあるのかなどのコンセプトを明確にし、そこに自ら答えを出していく。心の入らない、上からのお仕着せの運動では、人を動かすことはできない。研鑽を積み、それを実際の活動に結びつけることができるかどうか、そのことが労働運動では大切である。また、労働運動を学校教育のなかにどう取り入れていくか、深く掘り下げ対応をしていく必要もある」など挨拶。そして、笹森校長より修了生一人ひとりに「修了証」の盾が授与された。
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杉原弘展さん |
最後に、高木郁朗教務委員長(日本女子大学教授)から「今回は、現代社会のなかで、労働組合が、連合が、社会的責任をどのように果たしていかなければならないのかを考えてみるテーマの論文が多かった。マスターコースの考え方がハッキリと出ていたと思う。しかし、資料収集をインターネットに頼りすぎる懸念も感じられた。大事なことは現場に足をおいてものを考えることである。これからは組合の社会的責任と現場をつなぐ役割を担って欲しい。また、今までの修了生とのネットワークも十分に活かし、連合運動を支える一翼になって欲しい」と講評がされた。
修了生を代表して、杉原弘展(連合広島)さんより「マスターコースで学んだこと、そして、このマスターコースで出会った人とのつながりは貴重な財産である。これを活かし、今後の活動につなげていきたい。」と抱負が述べられ、修了式は閉会した。 |
Rengoアカデミ-・第4回マスターコースからは、マスターコースの開講を11月とし、前期集中合宿、必修ゼミ、後期集中合宿(4日間を2回)の年間日程を大幅に変更し、会員組織の「年度」にあわせて運営することとした。また、受講料についても大幅な削減をはかり、受講生の増員をめざしている。募集開始は6月からで、連合構成組織および加盟組合、地方連合会からの多数の参加を期待している。 |
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高木郁朗教務委員長 |
修了式に出席された各組織代表 |
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