■2004年4月1日発行(NO.9)
ILEC通信 発信元:社団法人教育文化協会
東京都千代田区神田駿河台3-2-11
発行責任者:専務理事 秋田 捷成
Rengoアカデミー 第3回マスターコース21名が修了

第3回マスターコースの修了式が2004年3月31日16時から開催され、修了生21名(修了生名簿参照)が式に臨んだ。
第3回マスターコースは、2003年5月開講、前・後期の合宿研修、必修ゼミ、1万字の修了論文の作成というカリキュラムで構成され、連合運動の次代を担うリーダーの育成をめざしている。修了生は第1回から今回まで71名となった。
 修了式には、それぞれの所属組織から、大塚総務企画局長(自治労)、落合書記長(UIゼンセン同盟)、西村委員長(生保労連)、笹岡会長(電力総連)、渡邊副委員長(国交連合)、遠藤事務局長(連合東京)が出席した。

はじめに、草野忠義教育文化協会理事長より「連合評価委員会でも、さまざまな課題が提起された。そのなかで、それぞれの立場で、それぞれの視点から、やるべきことをやる、実践していくこと、行動することが重要になっている。論文を書いたことで終わりにせず、それぞれの立場から実際に行動し、成果を発揮することを期待している」と主催者代表の挨拶あと、笹森清Rengoアカデミー校長より「新しい運動の方向性を探るとき、目的はどこにあるのかなどのコンセプトを明確にし、そこに自ら答えを出していく。心の入らない、上からのお仕着せの運動では、人を動かすことはできない。研鑽を積み、それを実際の活動に結びつけることができるかどうか、そのことが労働運動では大切である。また、労働運動を学校教育のなかにどう取り入れていくか、深く掘り下げ対応をしていく必要もある」など挨拶。そして、笹森校長より修了生一人ひとりに「修了証」の盾が授与された。


杉原弘展さん
  最後に、高木郁朗教務委員長(日本女子大学教授)から「今回は、現代社会のなかで、労働組合が、連合が、社会的責任をどのように果たしていかなければならないのかを考えてみるテーマの論文が多かった。マスターコースの考え方がハッキリと出ていたと思う。しかし、資料収集をインターネットに頼りすぎる懸念も感じられた。大事なことは現場に足をおいてものを考えることである。これからは組合の社会的責任と現場をつなぐ役割を担って欲しい。また、今までの修了生とのネットワークも十分に活かし、連合運動を支える一翼になって欲しい」と講評がされた。
修了生を代表して、杉原弘展(連合広島)さんより「マスターコースで学んだこと、そして、このマスターコースで出会った人とのつながりは貴重な財産である。これを活かし、今後の活動につなげていきたい。」と抱負が述べられ、修了式は閉会した。

Rengoアカデミ-・第4回マスターコースからは、マスターコースの開講を11月とし、前期集中合宿、必修ゼミ、後期集中合宿(4日間を2回)の年間日程を大幅に変更し、会員組織の「年度」にあわせて運営することとした。また、受講料についても大幅な削減をはかり、受講生の増員をめざしている。募集開始は6月からで、連合構成組織および加盟組合、地方連合会からの多数の参加を期待している。

高木郁朗教務委員長 修了式に出席された各組織代表

第3回マスターコース修了生名簿

ゼミ 氏名 産別・
地方連合
所属(出身) 役職
人間 オオギタニ ヒロアキ
扇谷 浩彰
サービス・
流通連合
本部 組織局 部長
オオアミ ヒロミ
大網 裕美
自治労 本部(前期)
連合総研(後期)
書記(前期)
研究員(後期)
オダジマ ミカ
小田島美香
UIゼンセン同盟 本部
(日東紡労組アサカ電子分会)
繊維関連部会 執行委員
ヒラマツ ケンイチ
平松 健一
電機連合 日本電気労働組合 中央執行委員
世界 ミヤギ シンゴ
宮城 新吾
情報労連 協和エクシオ労組 中央執行委員長
エンドウ ワカコ
遠藤 和佳子
連合 本部 総合男女平等局部員(前期)
組織拡大センター部員(後期)
イノウエ クミエ
井上 久美枝
国公連合 本部(政労連) 中央執行委員
地域社会 ヒラノ クニヒロ
平野 邦弘
基幹労連 三菱重工労組 中央執行委員
イトウ イタル
伊籐  格
連合東京 本部(東京交通労組) 副事務局長・国民運動局長
コヤマ タカシ
小山  孝
連合神奈川 川崎地域連合
(川崎市職労)
事務局次長
経済・
産業
タキザワ マサオ
瀧澤 正夫
生保労連 本部 社会政策・広報担当
リキタケ イサム
力竹 勇六
情報労連 NTT労組データ本部 執行委員
タカシマ マサミツ
高島 正盛
電力総連 本部(日本原子発電労組) 執行委員
カタヤマ ヤスオ
片山 康夫
運輸労連 本部(ヤマト運輸労組) 企画部長・情報対策部長(前期)
中央書記次長(後期)
企業・
職場
スギハラ ヒロノブ
杉原 弘展
連合広島 (シャープ労組福山支部) 労働政策局長
ソガ カズキ
曽我 一樹
UIゼンセン同盟 本部(クラレ労組) 組織局 組織副部長(前期)
全国オルグ(後期)
イシカワ ヤスユキ
石川 康之
電力総連 本部(関東電気保安協会労組) 労働福祉局 部長
政治 シミズ ノブユキ
清水 伸幸
自動車総連 全国本田労働組合連合会
(ショーワ労組)
中央執行委員
ヤマネ マサユキ
山根 正幸
連合 本部 総合総務財政局部員(前期)
経済政策局部員(後期)
モリ  マサハル
森   真晴
電機連合 三洋電機半導体支部 副執行委員長
ツツイ リュウジ
筒井 龍児
日教組 本部 生活局政治担当


Rengoアカデミー・第4回マスターコース
年間日程
*募集要項配布: 2004年6月(募集期間2004年8~9月)
*開講式、前期集中合宿研修: 2004年11月20日(土)~11月27日(土)
*冬季必修ゼミ: 2004年12月~2005年2月
*後期集中合宿(1): 2005年4月23日(土)~26日(火)
*後期集中合宿(2): 2005年5月11日(水)~14日(土)
開催場所 「MELONDIAあざみ野」(三菱電機労働組合)
〒225-0003 神奈川県横浜市青葉区新石川1丁目1-9
受講料 20万円
受講資格 組合専従歴4年以上かそれと同等と認められる者


参加者募集中
第6回中小企業経営分析講座
日  時: 2004年5月22日(土)~23日(日)
場  所: フォーラムアキタ・秋田ビューホテル
内  容: 講義「労働組合のための経営分析」
講師:板橋正博 経済経営分析センター代表
募集対象: 連合構成組織の中小労組担当者・地方連合会の中小労組担当者
連合構成組織に加盟する中小労組
募集人員: 30~40名
受 講 料: 1人10,000円(宿泊食事代・資料費等)
申込方法: 教育文化協会宛に申込書をFAXかホームページから送信

*詳細はこちらをご覧ください。



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