第11回マスターコース修了論文集


高齢者の「孤立死」を防ぐためのネットワークづくり

松本 洋次(日本労働組合総連合会福岡県連合会)

<論文の概要>

 高齢化が進む中で、高齢者の「社会的孤立」や「孤立死」は、年々増加傾向にあり、わが国における深刻な社会的問題になっている。その要因は、地域とのつながりが希薄になっていることが挙げられる。このような社会情勢の中で、地域における、訪問活動や見守り隊などの地域ネットワークは機能しているのだろうか。「社会的孤立」や「孤立死」を未然に防ぐためには、地域ネットワークの再構築が重要である。
そこで、本論文では、高齢者の「社会的孤立」、自治体の取り組み、地域の取り組みを軸に課題を明らかにし、高齢者の「社会的孤立」や「孤立死」を未然に防ぐためには、国、行政、民生委員、自治会、民間業者、地域住民などが一体となって、安心して暮らせる社会づくり(地域ネットワークの再構築)に向けた取り組みが必要であることを提言した。

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