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寸評東京大学 社会科学研究所 教授 中村 圭介 労働組合の活性化。大切だよなあ、否定できないよなあ。けど、正直いって、かけ声だけで、ちっとも活性化したように見えないのは何故だ?努力が足りない?知恵が足りない?いったいどうすればいいんだ。日々の組合活動に地道に取り組むみなさんからこうした声が聞こえてきそうだ。みなさんと同じように苦労している仲間たちがいる。この報告書に目をとおし、まずは文書の上で経験交流をしてみてはどうだろう。 寸評日本女子大学 人間社会学部 教授 大沢 真知子 前回に続き今年も、連合運動への提言に募集された12編の論文を読ませていただいた。現役の大学生からすでに退職されてフリーで講演活動や執筆活動をされている年配の方まで、幅広い年齢層の方からの投稿があった。また、実際に組合活動をした実体験を踏まえての提言だけではなく、学生や運動歴のない、いわば外からの応募があったことも新しい変化であった。インターネット上でも論文募集をしたことの効果であろう。 寸評志縁塾 代表 大谷 由里子 今回、労働運動の経験の無い人の応募が4点ありました。しかも、一人は、大学2年生でした。内容は、ともかくとして、こういうふうに労働運動を経験したことが無い人でも関心を持ってくれるきっかけになっていることにこの提言論文公募の意味があったと思います。 |