第18回マスターコース修了論文集

グループ労連の組織力強化に向けて
― 加盟組合の活動の底上げを目指す ―

島津 達也(自動車総連・全本田労連)

<概要>

 グループ労連である全本田労連の役割は、Hondaグループで働く加盟組合企業の労働条件の維持向上や、Hondaや加盟組合企業との連携、産別組織との連携を図り、オールホンダと自動車産業の発展をめざすことである。
 理想としては、Hondaと関係する企業すべてを組織化することで労働市場における供給を独占することで組織力を強化することかもしれないが、現状は、供給独占には程遠い状況である。
 数による団結は非常に重要であるが、グループ労連としてHondaに対するプレゼンスを上げるためには、加盟組合の質を上げることも重要であり、加盟組合のためにもなる。そのことがグループ労連としての組織力向上にもつながると考える。
 本論文では、筆者が所属している販売部門にスポットを当て加盟組合の活動の底上げをするために何が必要か、問題を明らかにした上で具体的な対応策について考察していく。

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